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滝澤孝臣「民事法の論点-その基本から考える」

銀行法務21に掲載されていた論文をまとめたものです。
タイトルどおり、実務上問題となる民事法の論点(実体法編5題+手続法編5題+裁判例1件)について「基本から考える」というスタンスに徹して分析を試みています。
著者は「未熟な疑問をそのまま吐露したものにすぎない(はしがき)」と謙遜していますが、実務的にも理論的にも解決済みとされている、法曹なら誰もが知っている基本的論点について、基本から考える姿勢が足りないのではないかという、厳しいメッセージが込められていると思います。
司法修習生、若手法曹、そして、経験を重ね、基本から考える姿勢を忘れつつある中堅以上の法曹(つまり、基本から考える姿勢を忘れていない超人的法曹以外の全法曹)必読。

実は、連載を見つけてコピーはしていたのですが、なかなか読む機会が作れないうちに本書が刊行されたので購入し、積ん読にならないよう机の上に置いておき、それでも積ん読になりつつあるのを牛の歩みで1章ずつ読み進め、このたびようやく読了したものであります。


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