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破産実務Q&A150問(きんざい)

執筆の機会をいただいた。
まだ私のところに届いていないが、たぶんこの本だと思う・・・

破産実務Q&A150問|きんざいストア

内容について。
一般的に、メーリングリストを立ち上げて最初のうちは盛り上がっても、徐々に活力が失われてしまうことが多いが、全国倒産処理弁護士ネットワークのメーリングリストは今でも非常に活発である(たぶん運営者の努力のおかげだと思われる)。
そのメーリングリストで交わされた質疑や情報交換を再整理したのが本書である。
誰かの疑問はみんなの疑問であることが多い。
とすれば、「誰かの疑問」から生まれた本書は「みんなの疑問」に答える内容になっているはずであり、読者としても期待したい(自分の執筆部分以外はまだ読んでないので)。

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住吉会トップに賠償命令、組員の留学生射殺・使用者責任認める

NIKKEI NET:住吉会トップに賠償命令、組員の留学生射殺・使用者責任認める
原告代理人団の末席に加えていただいた。
組長使用者責任論の裾野を広げる判決である。

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「個人情報保護法の具体的請求権を否定する初の司法判断の意義」

ビジネス法務11月号に執筆の機会をいただいた。
9/21発売予定であり、完成した雑誌は私の手元にも届いていないが、雑誌のサイトで公表されているので、こちらでも公表させていただくことにする。

ビジネス法務 2007年11月号contents

諸先生方のご意見をいただければと思います。

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金融行政の針路/摘めるかリスクの芽(上)危機回避「公的」頼らず

日本経済新聞9月8日付け朝刊。
自由主義経済において、倒産は避けて通れない現象であり、あとはその損害をどのように分担するかという問題が残るだけである。金融機関の倒産現象に即して言えば、
1)債権者(主として問題になるのは預金債権者)にその損害を分担させるか、それとも、
2)債権者以外の、倒産金融機関とは関係がない第三者にもその損害を分担させるか
の問題である。
日本では、これまで無制限の国民負担(預金全額保護)が選択されてきたが、それが一部制限されることになった(ペイオフ=一部定額保護の導入)。
記事には「昨年秋、東京建設信組の経営危機が雑誌で報じられると関東財務局が窓口役で信組業界と協議。『ペイオフを発動しない』『資本不足でも国は公的資金を原則として注入しない』『まず業界で資本支援を検討する』との三原則を固めた」とあるが、その順序が問題である。ペイオフ(一部定額保護)が制度として導入された以上は「ペイオフを発動しない」という結論が先にあるということはあり得ない。
順序を入れ替え、かつ、表現を正しくするとすれば「まず業界で資本支援を検討する」「国による資本注入はなるべく避ける」「ペイオフ発動は最後の切り札なので、できる限り避け、他の手段を最後まで検討する」といったところではなかろうか。
記事の最後には「モラルハザードを招く安易な救済を避けながら」とあるが、倒産金融機関とは関係がない第三者に倒産による損失を分担させる手法は(業界による支援も含めて)多かれ少なかれモラルハザードを招くと言わざるを得ない。ただ、モラルハザードにまったく言及がない記事も少なくないので、言及してあるだけまだ冷静なほうである。

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山梨県民信組に全信組連が資本支援を検討

日本経済新聞9月2日付け。
記事には「上部機関が大型信組を含め様々な不振信組を支援すれば、金融安定化の大きなプラスになる」とあるが、預金全額保護を取りやめたのは、金融機関の経営に規律を取り戻すのが目的ではなかったか。

基礎データ
1)預金残高4928億円(H19.3現在:同信組サイトより)で業界4位(9/2日経記事)
※ちなみに豊和銀行の預金残高は5297億円(H17.3現在)
2)店舗数58
甲府市に17店(本店を含む)
その他、上野原市を除く県内11市に31店
その他、県内7町1村に10店
※ちなみに豊和銀行の店舗数は49
3)2005年3月期から3期連続で最終赤字を計上。3月末の自己資本比率は4.89%。不良債権比率は23%であり業界平均の2倍以上(9/2日経記事)
4)2004年2月に甲府中央、谷村、美駒、やまなみの四信組の合併で誕生。

※日経記事には「昨春過小資本に陥り公的資金の注入を受けた大分県の第二地銀、豊和銀行より規模が大きい」との記載あり。
(参考)
豊和銀、90億円増資を正式決定、公的資金申請へ環境整う

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