« November 2006 | Main | January 2007 »

浜中善彦「実務重視の教育と教育の基本-梅本吉彦著『民事訴訟法新版』の刊行に寄せて」

NBL837号(7月15日号)11頁。
法曹教育や、梅本「民事訴訟法新版」の書評についての論考であるが、貸出稟議書が自己利用文書に該当するか否かについての記載、すなわち、
「稟議として取り上げるまでの取引先との取引経緯記録等は文字どおり自己利用文書であるが、稟議書は(中略)まったく第三者の目に触れることのない文書としては書かれていないのである」
との、銀行員としての実務経験に基づく指摘は重い。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

「倒産・再生再編業務に必要不可欠な待望の判例付き六法」

私も編集協力者の一員として参加した、
伊藤・多比羅・須藤「倒産・再生再編六法」2006年版
(民事法研究会)

についての書評が金融法務事情1789号(12月15日号)47頁に掲載されている。評者は松嶋英機弁護士。

「編者代表・編集委員は理論的にも実務的にも棋界の第一人者であり、全面的に信頼できるということである」ふむふむそのとおり・・・
「また、編集協力者の弁護士は上記編集者が信頼されている新進気鋭の者ばかりである」
おお!(私については)身に余るお言葉・・・

というのは余談として、本書を使い始めて感じる特徴としては、

1)破産法でなく民事再生法が一番最初に掲載されているところに、編者の一種の「気合い」を感じる。ただ、それならいっそのこと、タイトルも「再生再編・倒産六法」とすればよかったのではないか。ん?「再生倒産再編六法」か?・・・すわりが悪い・・・やっぱり「倒産・再生再編六法」か。

2)掲載内容を全部使いこなせるようなら相当のプロフェッショナルだとしても、法律家として倒産法を重点的に使うという利用方法だけを想定してみても、この(コンパクトな)サイズで、法律と規則以下がきちんと収録されている法令集は他にないので便利である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

相撲部屋関係者を対象とする不当要求対策講演

日本経済新聞12月22日付け朝刊「窓」。
記事によると、警視庁組織犯罪対策第三課は、親方ら約100人を対象に、両国国技館で不当要求対策の講演会を開催し「暴力団関係者と一緒に写真撮影や食事をしないよう求め」たとのこと。
写真撮影や食事が本質的問題なのではないのだが、よくある典型例として紹介したのであれば、なかなか興味深い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

賃貸契約問題で大阪市、市有地退去求め組関係者を提訴

日本経済新聞12月13日付け大阪朝刊。

以前に立てたこの記事の件だろうか?
別の大阪市有地にも暴力団事務所 排除せずに売却検討

現時点で朝日新聞のサイトには出ていないようなので確認できないが、同一案件のように思われる。1月の朝日新聞の記事では、

市は、旧借地法にもとづく賃貸借契約が13年まで有効で、暴力団会長に借地権があることや、土地の用途を限定していないことなどから、事務所の撤去を求める根拠がないと判断。土地を暴力団会長に売却しようと考え、これまでに数回、購入をもちかけたが、資金難を理由に断られているという

という・・・すみませんが言わせてもらいますよ→・・・マヌケな対応であったが、この「暴力団側への売却案」をボツにして明渡請求訴訟を提起したということであれば、対応がようやく正常化したということになる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

塀の中から被害者周辺に脅迫状、検閲素通り…服役の男

ボツネタ経由。
Yomiuri Online:塀の中から被害者周辺に脅迫状、検閲素通り…服役の男
珍しく刑事ネタだが、これ、私も経験がある。
以前に私が国選弁護人をしていた被告人宛てに、実刑判決が確定して近く刑務所に送られる予定で東京拘置所に在監していた受刑者から脅迫文書が手紙で届いたのだ。まさに検閲素通りである。明らかな証拠である脅迫文書とともに被害届を警察に提出したが、この記事と異なり、沙汰やみとなった。
記事には「検閲の具体的な基準はないものの、逃走をほのめかしたり、脅迫を意味したりする文面が対象となっており、同省は「問題のある手紙を発信することは制度上ないはず」としている」とあるが、そのようなチェックがなされているかどうか疑問が多い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大阪高裁が住基ネットに違憲判決

まだ判決主文がよくわからないが、新聞記事によると、自治体に対して個人情報の削除を命じ、慰謝料請求は棄却した模様。高裁レベルでの違憲判断は初めて。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

« November 2006 | Main | January 2007 »