« 東京の最先端のストリートファッションを紹介する目的で、公道を歩いていた原告の写真を無断で撮影し、ウェブサイトに掲載したことが肖像権の侵害にあたるとして、損害賠償請求が認容された事例 | Main | 全面施行から1年を迎えた個人情報保護法をめぐる諸問題 »

岡正晶「執行裁判所の過失に基づく国家賠償責任につき、配当を受けられなかった差押債権者に5割の過失相殺を認めた高裁判決を破棄し、国が全額の責任を負うとした最高裁判決-最一判平成18・1・19」

NBL829号(3月15日号)6頁。
※判例時報1923号(5月21日号)41頁に判決文掲載

動産引渡請求権に対する強制執行事件では、後行の差押債権者としては、陳述催告を行い、先行の差押えがなされているか否かを確認する必要がある。そもそも、陳述催告を受けての第三債務者の陳述がなければ、先行の差押えがあること(自らが後行の差押債権者であること)はわからない。
※金銭債権執行では、差押えが競合した場合には義務供託となるので、競合した事実を知ることができるが、動産引渡請求権に対する強制執行事件ではそのような制度的保障がない。
そして、自らが後行の差押債権者であることを知った者には、それ以上の義務、例えば、先行事件の執行裁判所に問い合わせをするなどして、その執行裁判所に競合の事実を知らせる義務はないとしたのが本判決のポイント。

|

« 東京の最先端のストリートファッションを紹介する目的で、公道を歩いていた原告の写真を無断で撮影し、ウェブサイトに掲載したことが肖像権の侵害にあたるとして、損害賠償請求が認容された事例 | Main | 全面施行から1年を迎えた個人情報保護法をめぐる諸問題 »

担保執行法」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11972/9402583

Listed below are links to weblogs that reference 岡正晶「執行裁判所の過失に基づく国家賠償責任につき、配当を受けられなかった差押債権者に5割の過失相殺を認めた高裁判決を破棄し、国が全額の責任を負うとした最高裁判決-最一判平成18・1・19」:

« 東京の最先端のストリートファッションを紹介する目的で、公道を歩いていた原告の写真を無断で撮影し、ウェブサイトに掲載したことが肖像権の侵害にあたるとして、損害賠償請求が認容された事例 | Main | 全面施行から1年を迎えた個人情報保護法をめぐる諸問題 »