信組合併に最大10億円、全信組連が支援策――繰越欠損金解消、基盤強化狙う
日本経済新聞3月14日付け夕刊。
「全信組連はペイオフ(預金などの払戻保証額を元本一千万円とその利息までとする措置)が昨春、全面解禁されたことを受け、その対象となる信組が出れば、信組業界全体の信用力にも影響が及ぶと判断」したという。
記事によると「最大10億円」というのは合併案件1件あたりの金額のように読めるが、総額としてはどの程度の金額が予定されているのだろうか。経営基盤の強い信組の負担により、経営基盤の弱い信組の出資者や預金者等の債権者が保護されることになるのだから、青天井とはいかないだろう。
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