« 興産信金会長ら背任容疑で逮捕 暴力団不正融資の疑い | Main | 大阪発――カギ握る「近畿産業信組」、韓国系、生き残りへ団結も(列島金融ファイル) »

仮執行宣言付判決の上訴に伴い執行停止の申立てがされ執行停止を受けたことにより損害賠償を請求するには、執行停止の申立てが不法行為に当たることを主張立証しなければならないとされた事例

 福岡高裁平成17年5月18日判決。判例時報1914号98頁。
 上告されたとのことであり、結果が注目される。

<要旨>
1)仮処分命令の場合、仮処分命令が異議もしくは上訴手続において取り消され、あるいは本案訴訟において原告敗訴の判決が言い渡され、その判決が確定した場合には、他に特段の事情がない限り、仮処分申立人に過失があったものと推定される(最高裁判決昭和43年12月24日・民集22・13・3428)。

2)仮執行宣言付判決に対する控訴提起に伴う執行停止の場合には、仮処分命令の場合と異なり、過失の推定はできない。

[理由1]民訴法398条1項3号(現・403条1項3号)の文理解釈
[理由2]民事保全は一般に疎明によって発せられ、口頭弁論を経ず、さらには相手方の審尋を経ないで一方的に発せられることが少なくなく、このような民事保全によって被った損害を相手方が受任しなければならない理由はない/控訴の提起に伴う執行停止の場合、第一審の訴訟手続において当事者双方には争う機会が与えられており、また、三審制において控訴を提起することを当事者は権利として認められているにもかかわらず、控訴審で敗訴したからといってその当事者において過失があったものと推定することになると控訴を提起して裁判所の紛争の解決を求めることを実際上拒否することにもなりかねないから

|

« 興産信金会長ら背任容疑で逮捕 暴力団不正融資の疑い | Main | 大阪発――カギ握る「近畿産業信組」、韓国系、生き残りへ団結も(列島金融ファイル) »

担保執行法」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11972/9005477

Listed below are links to weblogs that reference 仮執行宣言付判決の上訴に伴い執行停止の申立てがされ執行停止を受けたことにより損害賠償を請求するには、執行停止の申立てが不法行為に当たることを主張立証しなければならないとされた事例:

« 興産信金会長ら背任容疑で逮捕 暴力団不正融資の疑い | Main | 大阪発――カギ握る「近畿産業信組」、韓国系、生き残りへ団結も(列島金融ファイル) »