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「つぎはぎ高裁判決批判」に、ちょっと待った!

うわさの「つぎはぎ高裁判決批判」(平成18年1月19日最高裁第一小法廷判決・最高裁ウェブ)を読んでみた。
つぎはぎ高裁判決は読みにくいが、これはこれで正確性を保つためにしかたがないのだろうとあきらめていた。そういう実務家の惰性を許さずガツンと言った最高裁。さすがである。判決文を読んでみた。
すると「判決書の作成にコンピュータの利用が導入された現在では,第1審判決書の引用部分をコンピュータで取り込んで,完結した形の控訴審の判決書を作成することが極めて容易になった」と。そうそう!・・・だがしかし、その直後、

現に,「以下,原判決『事実及び理由』中の『事案の概要』及び『当裁判所の判断』の部分を引用した上で,当審において,内容的に付加訂正を加えた主要な箇所をゴシック体太字で記載し,それ以外の字句の訂正,部分的削除については,特に指摘しない。」,

あるいは「以下,控訴人を『原告』,被控訴人を『被告』という。なお,原判決と異なる部分(ただし,細かな表現についての訂正等を除く。)については,ゴシック体で表記する。」

等の断り書きを付して,控訴審判決書の中に引用部分をとけ込ませ,自己完結的な控訴審判決書を作成している裁判体もある。

というのを読んで、むむうとうなってしまった。ゴシック体まじりとなると、テキスト形式では識別できなくなってしまう。

この判決後、高裁がみな泉判事の補足意見になびいてゴシック体まじり判決になると、テキストデータによる公表を原則としている最高裁ウェブはどのように対応するのか。

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