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与謝野金融行政を読む、「脱・竹中」色濃く――中小金融に優しい視線

 日経金融新聞11月4日付け。

 与謝野金融担当大臣は「信金、信組は小さい先にリスク覚悟で貸しているので不良債権比率が高いのは自然だ」と述べたとのこと。リスク管理がきちんとなされていれば、不良債権比率が高くても金融機関の経営を圧迫することはないのだから問題はない。問題は不良債権比率が高いかどうかではなく、リスク管理がなされているかどうかではないか。
 「ペイオフ発動についても「そういう事態にならないと今のところ確信している」と発言。発動を視野に入れた厳しい検査などは当面ないとの観測も出ている」とのこと。

 なお、与謝野氏は初閣議後の会見で、今後の金融行政の課題として「オーバーバンキングの問題があることは確かだ」と述べたが「金融庁が強権的にやめろという話ではない」とも述べている。ふむふむ。

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Comments

 鶴巻先生
 つまりリスクに見合ったプライシングが為されていれば問題ないということですが、これは大手ほど出来ていて、中小ほど出来て居ないというのが、金融関係者の認識ですが(笑)
 RAROC(Risk Adjusted Return On Capital)と言う概念は中小金融機関にはない(そもそも単語も知らない)と思います。

Posted by: たきもと | 2005.11.05 at 13:31

どうもです。例えば、

「消費者金融は小さい先にリスク覚悟で貸しているので不良債権比率が高いのは自然だ」

と置き換えて与謝野発言と比較してみると、やはり不良債権比率が高いか低いかだけを論じても意味がないことがわかりますね。

与謝野氏の発言を全部聞いたわけではないので、同氏が不良債権比率だけを取り上げて中小金融機関のリスク管理に目をつぶっているのではないと思いますが。。

Posted by: つるまき | 2005.11.05 at 14:52

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