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賃貸人が、賃借人の賃料不払を理由に建物賃貸借契約を解除した後に、建物の鍵を交換したことについて、違法な自力救済として不法行為が成立するとした上、賃借人に損害が生じたとはいえないとして、賃借人の損害賠償請求が棄却された事例

 東京地裁平成16年6月2日判決。判例時報1899号(9月21日号)128頁。
 内容はタイトルのまんま。結論は請求棄却であるが、損害発生が常に否定されるとは限らない。

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個人データ委託時の個人情報保護法上の留意点

 ビジネス法務11月号「特集・契約書の不備・不在が招く業務委託のトラブル対策」に掲載されました。

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萩本修「新しい特別清算手続の概要」

 金融法務事情1750号(9月25日号)7頁。
 契約書チェックの際に、いまだに「和議」が解除事由に含まれていることがあり、カットさせていただくことになる。テニヲハのたぐいなので手を入れるまでもないのかもしれないが、弁護士チェックを経たはずの契約書案に「和議」の条項が残っていたとなると「弁護士仕事してないんじゃないか疑惑」が浮上しかねないので。
 来年からは「会社整理」である。「倒産5法」でなく「倒産4法」になるので、よろしくお願いします(>関係各位)。論文内容とあまり関係のないコメントですみませんが。

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危機管理研究会編「佐長彰一先生喜寿記念・危機管理の法理と実務」(きんざい)

 日本弁護士連合会民事介入暴力対策委員会の初代委員長である佐長先生の喜寿記念論文集。
 そのため、民暴対策の歴史についての言及も多い。こういう情報がまとまって記載されている公刊物はほとんどないので参考になる。
 また、歴史をなぞるだけではなく、現代の理論と実務の状況も紹介されている。

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個人情報流出対応とコンプライアンス

 久しぶりの講演。ご依頼を受けたときは「あと2,3か月あるから楽勝!」と思っていても、すぐ先の予定は埋まっているから、実際に作業に取りかかれるのは、いつも直前になってからである。楽勝のはずがないとわかっちゃいるのですがね。。

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岡村久道「住基ネット関連判例の研究(下)」

 NBL816号(9月1日号)26頁。
 各判決への詳細な検討を踏まえて、金沢地裁判決とそれ以外の3判決の結論に大きな差が生じた主要な原因は自己情報コントロール権の採否によるものではないと分析している。
 ネットワーク社会になったから自己情報コントロール権はますます重要になったのか、それとも意義を失ったのか、よく考えなければならない。

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薬局の仕入れ、在庫管理に使用する薬品リストの営業秘密性が争われた事案において、当該薬品リストは、もともと薬局に隣接する医院からその処方する薬品のリストの交付を受けて作成したものであり、また、これにアクセスする者が当該薬品リストが営業秘密であることを認識し得るような措置が講じられていたとはいえないとして営業秘密性が否定された事例

 東京地裁平成17年2月25日判決・判例時報1897号98頁。
 不正競争防止法上の営業秘密に該当するための要件は「有用性」「非公知性」「秘密管理性」が必要とされているが、これらのうち「非公知性」と「秘密管理性」を否定して営業秘密に当たらないとの判断をした事例。

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寒河江孝允「不正競争の法律相談」(学陽書房)

 個人情報保護法の観点からすると「個人情報と営業秘密」の項が参考になる。
 個人情報が営業秘密に該当する場合には、不正競争防止法のチェックも必要となる。

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競売土地・建物の買受人において、建物の一部が件外土地にはみ出して存立していて、件外土地の所有権を取得したという第三者が競売建物の所有者に対して建物収去土地明渡請求訴訟を提起していることが民事執行法75条1項にいう「損傷」に当たるとして、売却許可決定の取消しを申し立てた場合に、当該第三者が執行妨害を企図したものにほかならないとして、買受人の申立てが却下された事例

 千葉地裁平成17年4月19日決定・判例時報1897号84頁。
 解説コメントによると、買受人は、この却下決定を受けて、別件建物収去土地明渡請求訴訟に「進んで応訴することになった」という。熱い解説コメントに注目。

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