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株主以外の代理人の来場

 引き続き「旬刊商事法務11月30日臨時創刊号『株主総会白書2004年版』」より。
 定款で株主に限定している会社のうち、株主でない者が代理人として来場した場合の対応(方針)についての調査結果は以下のとおり。

1)例外を認めない/77.9%/1.5ポイント増加
2)弁護士は認める/7.2%/0.3ポイント減少
3)同居の親族は認める/6.5%/0.6ポイント増加

 記事中「調査結果は、当該判決(株主でない弁護士の出席を拒んだことが違法であるとした神戸地裁尼崎支部平成12年3月28日判決)による影響がすでに影をひそめ、各社の定款規定に忠実に対応している状況が読み取れる」との分析が興味深い。

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2004年法律関係重大ニュース

 もちろん、わたしが勝手に選んだものです(順不同)。
 これだけ立て続けに大型立法がなされること自体が最大のニュースかも。

改正担保執行法:4月1日施行
暴力団対策法改正(組長責任立法化):4月28日公布・施行
新破産法:6月2日公布・平成17年1月1日施行
停止条件付き債権譲渡の否認:7月16日最高裁判決
特別清算等見直し:11月26日要綱案決定・平成17年3月に法案提出?
民法改正(現代語化・保証制度見直し):12月1日公布・6か月以内に施行
債権譲渡特例法改正法:12月1日公布・1年以内に施行
会社法現代化:12月8日要綱案決定・平成17年3月に法案提出?
個人情報保護法:ガイドライン続々公表・平成17年4月1日完全施行
ペイオフ全面解禁近づく:平成17年4月1日
刑法改正(強制執行妨害目的財産損壊等など)継続審議

番外:弁護士鶴巻暁lawblog開始:手前ミソですみません。

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株主資格の確認方法

 旬刊商事法務11月30日臨時創刊号「株主総会白書2004年版」を今ごろ読んでいる。
 「株主総会において会社が送付した書類を持参しなかった場合の株主の確認方法」の調査結果につき「持参しなかった株主は存在しなかった」を除外して再整理してみた。

1)株主名・住所等を記入させ、株主名簿と照合してから入場させた/86%
2)株主名・住所等を記入させ、身分証明書等の提出を求め、株主名簿と照合し入場させた/10%
3)株主名・住所等を記入させ、直ちに入場させた/3%
4)その他・無回答/1%

 この記事中「株主名簿と照合するとともに身分証明書の提出を求める方法は、さらに厳格な確認方法ではあるが、来場者が必ずしも身分証明書を持参していないことがあり、その場合に入場を拒否するようなことがあれば、決議の瑕疵となる恐れもありうる」との記載が気になった。

 この点につき、東京弁護士会会社法部編「株主総会ガイドライン」[改訂第4版]30頁は「入場しようとする者が株主本人としての出席資格・地位を証明する「証明責任の帰属」は、入場しようとする者にあり、その資格が証明できなかった場合、議場に入場し、議事に参加できないことの危険を自ら負担しなければならない」と述べている。
 また、久保利英明ほか「株主総会のすべて」[新訂第1版]302頁は「こうした人々は、自身が株主であることを自ら証明する責任を負うと考えるべきである」と述べている。

 3つの文献における結論はそれほど違わないのだろうが、私も、証明責任の分配について訓練を受けた法曹としては、後2者のようにアドバイスするだろう。
(会社が株主と認めた場合の問題についてはここでは触れない)

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「個人情報保護blog」

 個人情報保護blog

 以前「最適解」氏と意見交換した。個人情報保護についての関心は高まっているが、関心の高さを具体的対策まできちんと結びつけている事業者は(残念ながら)多くないのではないだろうか。「最適解」氏の次の一手に期待したい。

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「ITサービスと情報法」

 鈴木正朝氏の新blogが開設されました。
 ITサービスと情報法

 さっそく「ウィルス送信は犯罪か?」という興味深い連載が開始されています。
 ん?みなさん同じデザインですね?

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「深情報セキュリティ美学」

 佐藤慶浩氏のblogが開始されました。
 深情報セキュリティ美学

 こちらは、情報セキュリティに「整然とした美しさを追求する」とのこと。楽しみです。

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服部弘志監修「ゴルフ場企業会社更生計画集」(一季出版)

 服部弘志監修「ゴルフ場企業会社更生計画集」(一季出版)

 この本に、私が以前にお手伝いした更生事件の更生計画案が掲載されているので、私の名前も(小さく)出ているのですが、高い(14700円)。。

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岡村久道「個人情報保護法」(商事法務)

 いよいよ横綱登場である。本書を読まずに個人情報保護法を語ることはできない。
 といっても、通読するまで語れないとすると、このblogもストップしてしまうので、部分的に読みながら語ることにしたい(岡村先生すみません・・・)。

■2005年1月17日追記
 よく、同業者から「個人情報保護法って、とりあえず1冊読むならどの本?」との質問を受けます。私もずいぶんたくさん買い込んでいますが、やはりこの本だと思います。

理由1)内容充実。現時点での最新情報が掲載されている。
※もちろんこの点は、本書も何か月かすれば、別の本に追い抜かれる可能性があります。
理由2)弁護士なら、同業者(弁護士)が書いた本が読みやすい。
※2冊目ならとか、会社の担当者が読むなら、は別の本かも知れませんが、弁護士の1冊目ならこれです。

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