« July 2004 | Main | September 2004 »

職場におけるインターネットの私的利用の規制

 「仕事中にインターネットを私的に利用する従業員がいるが、どうすればよいか」という質問を受けることがあるが、使用者は、雇用契約上の業務専念義務に基づき、従業員によるインターネットの私的利用を規制することができると考えられる。例えば藤田康幸弁護士の論考が参考になる。

 なお、この論考によると、
1)「私的利用を一切禁止する」という方針(以下「方針A」という。)をとり、実際にもその方針どおり運用されている場合には使用者が従業員のメール利用状況をチェックすること(モニタリング)が認められるが、
2)その他の場合、例えば「特に業務に支障がない限り私的利用を認める」という方針(以下「方針B」という。)が取られている場合にはモニタリングは認められない
という。
※メールの私的利用について書かれているが、インターネットの私的利用全般にも同様に当てはまると考えられる。

 しかし、次のような場合も許容されるのではなかろうか。例えば、方針Bに加えて「会社は、業務上の必要に応じて従業員によるインターネットの利用状況についてモニタリングを行うことがある」との方針(方針B')を採用し、これを従業員にあらかじめ告知してあれば、従業員は方針B'を前提に行動できる(モニタリングされてもかまわない範囲で私的利用を行う等)のであり、また、もともと従業員によるインターネットの私的利用は(職場における私用電話と同様)ある程度の規制を受けてもやむを得ない性質のものであることもあわせて考えると、使用者がこのような方針B'に基づいてモニタリングを行うことは認められると思われる。
(つづく)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

講義「具体的事例に基づく民事介入暴力事案(組事務所排除)に対する法的対応の検討」

 司法研修所で司法修習生を相手に講義する機会をいただいた。テレビドラマ「ビギナー」でも描写されていた階層型座席の教室に入ったのは、修習終了以来7年半ぶり。
 試験前で緊張感が高まっているところに、試験範囲とは関係のない講義であるのに、熱心に耳を傾けていただいた。司法修習生はがんばっている。

 しかし、司法修習生相手の講義も難しい。法律問題に軸足を置いて、あと1か月あまりで法曹になる彼らの知的好奇心にうったえるか。それとも、実務法曹の先輩として現場からのパッションやメッセージを強調するか。反応を探りながら講義をすすめたつもりではあるが、準備していたものをはきだす以上のことができたかどうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検索ワードランキング:8月16日~8月22日

先週:検索ワードランキング( 3件以上のみ)
対象日: 2004年08月16日(月)~ 2004年08月22日(日)
合計数:1073

1:個人情報+個人情報保護法+個人情報保護+個人情報保護?+電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン+個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン/75
2:新破産法+改正破産法+破産+破産法+破産法改正+破産?+新破産?/64
3:弁護士/26
4:民事執行法改正+民事執行法+70 民事執行?/22
5:株主総会議事進行+株主総会/19

| | Comments (0) | TrackBack (0)

講演「個人情報保護法に関する企業の対応について」

 5か月前の講演とほぼ同じテーマだが、この間、各省庁のガイドラインも続々と発表されているのでレジュメは大幅改訂。活発な質問があり、関心の高さがうかがえた。秋から冬にかけてもガイドラインの発表等が予定されており、目が離せない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

レッシグ「Free Culture」

 白田秀彰氏のサイト「白田の情報法研究報告」を読む。
=====
レッシグ『Free Culture』をようやく読み終えたわけです。前二作に比較して字がおっきいね... 誤植/誤変換が多いねぇ... 内容的にもあまり目新しくない... けど! 買え! そして読め! 『CODE』と『コモンズ』を買ったものの読んだフリをしている人や、それらの本を買う気力もなかった人にオススメ。




『CODE』と『コモンズ』を買ったものの読んだフリをしている人(中略)にオススメ。
=====
 さすがわが後輩、お見通しである。そしてその飲みっぷりは学生時代と変わっていないことも再確認できた一夜であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「金融法務辞典第12版」(銀行研修社)

 一部執筆を分担しました。書店で旧版(第11版)を見かけることがありますが、第12版が最新版です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「民法現代語化案」に関する意見募集

 法務省のサイトより。
 「私権ハ公共ノ福祉ニ遵フ」→「私権は、公共の福祉に適合するものでなければならない」となる。これでまた、法律を扱うにあたっての無駄な労力がひとつ減ることになる。喜ばしい。
 パブリックコメントは9月2日締め切り。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検索ワードランキング:8月9日~8月15日

先週:検索ワードランキング( 3件以上のみ)
対象日: 2004年08月09日(月)~ 2004年08月15日(日)
合計数:661
検索ワードランキング
順位 検索ワード 件数
1:新破産法+改正破産法+破産管財人+破産者+破産法+破産+破産管財人の地位+破産?/52
2:個人情報保護?+電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン+個人情報保護+個人情報/31
3:民事執行法+担保不動産収益執行+改正民事執行法+改正民事執行法規則+民事執行法改正/24
4:弁護士/21
5:暴力団+暴力団対策+暴力+行政対象暴力/19

| | Comments (0) | TrackBack (0)

三宅弘ほか「個人情報保護法 逐条分析と展望」(青林書院)

 「索引のない本は死ね」と、ずっと思っていた。わからないことがあるから本を読むのだ。索引がなくてどうする。索引のない本に出会うたびに「殿様商売」という文字が浮かぶ。できることなら長編小説にも索引がほしい。この登場人物が初めて作中に登場したのはいつだったか。このリーガルサスペンスで日本の司法制度に対する皮肉な言及があったのはどこだったか。
 しかし、自分で原稿を分担するようになり、索引をつけるにはそれなりの手間ヒマが必要だということがわかってきた。私が執筆分担した本のなかにも、まことに不本意ながら索引がついていないものもある。
 というわけで、この本には索引がある。それだけで執筆者と編集者を尊敬してしまうのだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「買収ファンド間 転売活発/米欧の企業投資」

 日本経済新聞19日付け朝刊・ニューヨーク支局藤田和明記者の記事。
 買収ファンドは、企業を安く買収し、自らのノウハウで企業価値を高めてから高値で売却してその差益を稼ぐというものであったはず。その仕事が完了してピカピカの会社になってしまったのなら、転売を受けても買い手にとってそれ以上のリターンは見込めない。また、転売の売り手にとっても、再転売を予定している買収ファンドに転売するのであれば、ある意味「卸値」での転売とならざるを得ず、転売メリットは小さくなりそうだ。
 買収ファンドも先行者利益が得られる時代は過ぎ去ったということだろうか。買収ファンドのユーザーサイドにとっては、安定的にサービスの供給が受けられることにつながれば朗報ともいえるが。。。特定の買収対象企業自身はリピートユーザーにはならないので、ユーザーというのは直接的には事業再生ビジネスでお仕事をしている人たちであるが、究極的には事業再生案件が円滑に処理されることによるメリットを受ける経済社会ということになろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

菅原貴与志「詳解 個人情報保護法と企業法務」(民事法研究会)

 法律の説明と80個のQ&A。
 Q20間接的な取得・収集の留意点はやや厳格にすぎるのではないだろうか。近く講演の機会があるので、それまでに勉強してみたい。
 また、個人情報取扱事業者が従業員から取得すべき同意書の様式も掲載されており、参考になる。
 事業者が保有する情報(顧客等の個人情報を含む)の漏洩を禁止するほか、従業員の個人情報を事業者が活用することへの同意を得るという意味があることが指摘されている。

(追記)9月7日付けで第2版が出版された。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「放送分野における個人情報保護の基本的な在り方について」

 総務省から公表されている。

 「総務省では、「放送分野における個人情報保護の基本的な在り方について」を踏まえ、8月中に放送分野における個人情報保護に関する指針を告示する予定です。」とのこと。
 とにかく最近公表されるガイドラインは量が膨大。いつ読めるのかわからないので、読む前に記事にしておきます。。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検索ワードランキング:8月2日~8月8日

先週:検索ワードランキング( 3件以上のみ)
対象日: 2004年08月02日(月)~ 2004年08月08日(日)
合計数:774
検索ワードランキング
順位 検索ワード 件数

1:個人情報保護?+個人情報+個人情報保護法+保有個人データ+個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン+個人情報保護/41
2:弁護士/24
3:新破産法+破産+破産法+改正破産法+破産管財人/28
4:通常清算+特別清算/13
5:占有移転禁止の仮処分+占有移転禁止仮処分/10

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「保証制度の見直しに関する要綱中間試案」に関する意見募集の結果について

 早くも公表されている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「組織犯罪との闘い」

 平成15年度警察白書の特集。
 警察白書は警察庁のウェブサイトからダウンロードできるが、一覧性に欠けることや、講演や執筆のネタ元として使おうとしたときに限ってサーバ不具合で閲覧不能になっていたりするので、けっきょく購入してしまっている。2940円なり。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004年講演・執筆まとめ

 備忘録として。適宜追記します。

〇執筆
東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会編「新版・民事介入暴力対策マニュアル」(ぎょうせい)
 2月刊行(編集・一部執筆)
「相談業務ハンドブック・中小企業編2004版」(銀行研修社)
 6月刊行(一部執筆)
多比羅誠「事例でみる借地借家の契約解除」(新日本法規出版)
 8月刊行(一部執筆)
「金融法務辞典第12版」(銀行研修社)
 8月刊行(一部執筆)

〇講演・研修講師等
「個人情報保護法に関する企業の対応について」
 3月
「企業対象暴力に対する適切な対応」
 8月
「個人情報保護法に関する企業の対応について」
 8月
「具体的事例に基づく民事介入暴力事案(組事務所排除)に対する法的対応の検討」
 8月
「貸金業務取扱主任者研修」
 9月~10月

※2003年までのデータはこちら

| | Comments (0) | TrackBack (0)

日本経済団体連合会「『個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン』に対する意見」

 7月14日付けで公表されていた。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

講演「企業対象暴力に対する適切な対応」

 某社の管理職を対象とする研修会にて。
 こういうテーマで話す機会は何度かあるが、やはり受講者が求めている(と思われる)レベルや内容に応じて強弱を意識する必要がある。ニーズに応えられたかどうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検索ワードランキング:7月26日~8月1日

先週:検索ワードランキング( 3件以上のみ)
対象日: 2004年07月26日(月)~ 2004年08月01日(日)
合計数:872
検索ワードランキング
順位 検索ワード 件数
1:改正破産法+破産法+破産?+破産+新破産法+破産法案+破産法145条1項/52
2:個人情報保護?+個人情報保護法+個人情報+個人情報保護+保有個人データ/31
3:民事執行?+民事執行法改正+収益執行+引渡命令+担保法+抵当権消滅請求制度+競売/30
4:双務契約の処理/26
5:弁護士/21

| | Comments (0) | TrackBack (0)

多比羅誠「事例でみる借地借家の契約解除」(新日本法規出版)

 一部の執筆を担当しました。
 私はまだ現物を手にしていませんが、予定どおり刊行されるようです。
 出版元のサイトより。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検索ワードランキング:7月19日~7月25日

先週:検索ワードランキング( 3件以上のみ)
対象日: 2004年07月19日(月)~ 2004年07月25日(日)
合計数:696
検索ワードランキング
順位 検索ワード 件数
1:改正破産法+破産?+破産+破産法/30
2:個人情報保護法+個人情報+個人情報保護?+保有個人データ+個人情報保護/29
3:民事執行法改正+民事執行+民事執行法+民事執行法規則+民事執行?+改正民事執行法+民事執行法施行令/27
4:ジャイアンツ私設応援団+ジャイアンツ応援団/14
5:弁護士/12
5:民事保全+仮処分/12

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2004 | Main | September 2004 »