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反対尋問の技法

 著名なblog「高木浩光@茨城県つくば市 の日記」の次の記事に興味深い記述を見つけた。
 執筆者は法曹ではないので、ご本人の執筆意図とは関係ないかもしれないが、反対尋問の技法として興味深いと感じたので(司法修習生の読者を意識して)紹介する。

 私なら次の手順で問い合わせる。

1 プライバシーポリシーに書かれている、「アップルは特定の項目に対するお客様の興味を知り、アップルとお客様とのコミュニケーションをスムーズにするためにURLを通じたアクセスを行っています」が、具体的に何のことを指しているのかを質問する。
2 内容を教えてもらったら、それがプライバシーとどう関係があり、なぜプライバシーポリシーに書く必要のあることなのかを尋ねる。このとき、「お客様のためにプライバシーポリシーにきちんと示している」のだとアップルコンピュータ側が胸を張って答えられるよう、誘導する。
3 プライバシーポリシーに書く必要性を教えてもらったところで、HTMLメール版のマガジンでは、URLをクリックしなくてもIDが送信されることを指摘し、プライバシーポリシーが「お客様がそれらURLをクリックされると」と状況を限定しているのが誤りであることを指摘する。

 一般に、単刀直入に問題点を指摘すると、相手は「問題ない」とする言い訳から考えてしまう。言い訳の矛盾を後から指摘しても、「今回頂きましたご意見は課題として検討させて頂きます」で終わってしまうだろう。そうさせないためには、まず、相手が今何をやっているのかを相手自身に考えさせ回答させた上で、間違っている点を指摘するのがよい。

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Comments

鶴巻 先生

夏井です。お世話になっております。

コメントを拝見しました。

このように上手に尋問できれば一人前ですね。準備が大変そうだけど・・・

Posted by: 夏井高人 | 2004.06.14 at 09:12

コメントありがとうございます。
「このくらいは朝飯前じゃなきゃイカン」との叱責をおそれていました。。。

Posted by: 鶴巻 暁 | 2004.06.14 at 21:40

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