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「倒産弁護士ムラに大物続々」

 日経4月19日朝刊の記事です(nikkei.netには掲載されていない模様)。
 このタイトルは、まあそうなんでしょうが、サブタイトル「中大OB、着々と勢力拡大」はいかがなものかと思いました。記事中の表現を借りると「倒産弁護士ムラの中核を担う東京弁護士会・倒産法部会」の私も末端メンバーですが、先輩弁護士がどこの大学出身だからどうだと考えたことはありません。
 あと「東京地裁破産部・商事部はつきあいの古い東弁・倒産法部会に大型案件を次々に持ち込んだ」というあたりも、
(1)東京弁護士会は第一東京弁護士会と第二東京弁護士会をあわせた程度の規模があり、そもそも分母が大きいという事情や、
(2)東京三弁護士会のうち東弁は相対的に個人開業弁護士が多く、倒産処理は従来は「在野の小集団」が支えていたため、結果として東弁に倒産弁護士が集中しがちな傾向にあったという事情があるので、
一見すると東弁・倒産法部会のベテラン弁護士に大型案件が集中しているように見えたとしても、公平公正を旨とする裁判所からすれば「つきあいで大型案件の管財人を委嘱した」というような書かれかたには異論もあると思います。
 というわけで、やや無理をして面白おかしく書こうとしすぎた感のある記事ですが、本来は脇役である弁護士を題材にして、このような面白おかしい記事が書かれるということ自体、記事中にもあるように「隔世の感がある」ということではないかと思いました。
(「隔世の感がある」といっても、私は昔を知るほどベテランではないのですが)

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