河村貢ほか「株主総会想定問答集・平成16年版」(商事法務)
堂々の想定問答数2083件である。
解説編の「株主総会の集中についての再考」では、定時株主総会が特定の日に集中して開催されることに対する批判には合理的な理由がないということが実証的に書かれてあり、同感である。
一方、一括審議方式への批判も本書の定番であるが、私は一括審議方式でも問題ないと考えており、どうしてそんなに徹底的な批判の対象になるのかわからない。
それぞれ理由を書くと長くなるので割愛。
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